サンキャッチャーと金子みすず
人の知っている草の名は、
わたしはちっとも知らないの。
人の知らない草の名を、
わたしはいくつも知ってるの。
それはわたしがつけたのよ、
すきな草にはすきな名を。
人の知っている草の名も、
どうせだれかがつけたのよ。
ほんとの名まえを知ってるは、
空のお日さまばかりなの。
だからわたしはよんでるの、
わたしばかりでよんでるの。
晴れの日にサンキャッチャーを窓に飾るのが好きだ。
赤、青、黄色、緑の光が部屋に広がるって、なんて気持ち良いんだろう。虹色は心の栄養になるのか、ずっと眺めているとうっとり心躍る。
夢心地の中、眺めながらふと考えた。これは日本語でなんて言うんだろう。
もちろん、日本生まれのものではない(ネイティブアメリカン、北欧生まれなどの説があるとか・・・・)ので、この名前だって英語をそのままカタカナにしたもの。
光を掴むもの、という訳もなんだか無機質なので、「サンキャッチャー」を日本語に訳してみた。
・夢映り / ゆめうつり
・色ころがり / いろころがり
・虹玉 / にじだま
・光映し / ひかりうつし
私としては夢映りが気に入っているので、心の中でサンキャッチャーの事をそう呼ぼう。世界に一つだけの、私だけの呼び方があるって良いよね。